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  • 2018 佐賀県 吹奏楽コンクール 聴いてきまし...

    2018/07/31
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    先週の22日(日)~ 25日(水)まで行われました第59回佐賀県吹奏楽コンクールの23日(月)中学校A(前半)の午後から11校と25日(水)高校A20校を聴いて来ました。

     

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    中学校も高校もコンクールに出場されました学校の部員の皆様、指導された先生方や物心両面で支えられた保護者の皆様大変お疲れ様でした。

    その他にも裏方で準備からコンクール当日の運営までをされた連盟の皆様もお疲れ様でした。

    私は、毎年コンクールを聴かせて頂いていますが、中学校は特に年を追うごとにレベルアップされてきているようです。

    また、高校はAの部を全部聴きましたが非常に高いレベルの演奏が行われていてとても感心しました。

     

     

     

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    最初に7月23日(月)に行われました中学校A前半の部の午後から聴いた11校についての感想を書きたいと思います。

    今年は県内のO中学校からの依頼で6月末からコンクール直前まで延べ17~8時間指導のお手伝いに行かせてもらった事もあり例年になく注意深くコンクールを聴きました。

    感想の前に今年のコンクール課題曲は音域的にも中学生バンドが取り組みやすい曲が何曲か準備されていて表現での評価で今まで以上に「差」が出るのでは?と思っていましたが結果をみるとやはりそのようでした。

     

     

    中学、高校の演奏を聴いて音楽の三要素であるメロディー・ハーモニー・リズムをしっかり押さえ、また演奏においてはユニゾンとユニゾンの美しさを生かしたハーモニーと表現における各セクション(ここでは木管・金管・打楽器)のバランスとダイナミックが大変重要であるという事を改めて感じた次第です。

     

     

    さて、今年の中学校の演奏を聴いての感想ですが~

    先ずは全体を聴いた感想ですが、先にも書いたように年々レベルアップしているようですね。

    具体的にはどこの学校もかなり「いい音」が出せていました。これも先に書いたこととダブりますがユニゾンがきれいな学校が数多くありました。ユニゾンがきれいだとハーモニーがきれいに作れます。これは合奏においてとても重要な事で、美しい響きは吹いていて気持ちがいいものです。
     
    それと個々の楽器の演奏技術が随分と上達しているなぁ、という印象を受けました。
    サックスパートは毎年思いますが、今年はフルートが上手な学校が多かったように感じました。後、特質すべき?は指揮者(顧問の先生?)の執念というか強い思いが感じられる演奏が多くあったように思いました。
     
    後、これは高校でも思った事ですが、少子化の影響だと思うのですが(後、地域格差もですか?)部員数の少ないバンドの先生が、よく考え工夫した演奏をされてあった学校が多くあり感心しました。
     
    コンクールですからみなさ皆さん「金賞」を目指して参加されると思うのですが、音楽は金賞を取るためにあるのではなく、いい音、いい響きでアンサンブルを表現し、演奏する側の想い(イメージ)を聴く人と共有して初めて感動が生まれるものです。
    この事を追求したバンドはコンクールでも「金賞」が貰えるでしょうしバンドのメンバーも感動し、音楽を楽器をずっと続けていきたいと思うのだと思います。
    そこが音楽の「魔法」なのだと思います。
     
     
    もう毎日の部活動での練習が始まっているかと思いますが、熱中症には十分注意されて音楽の、楽器のよさを追求されてまた来年のコンクールでは素晴らしい演奏を聴かせてください。
    高校の部は第2弾として次のブログで書きます。
     
     
     

    The Cory Band - 'Theme from Superman' [HD] The Music Show, ABC Radio National 

     

     

     

  • 2018 佐賀県 吹奏楽コンクール 聴いてきまし...

    2018/07/31
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    前回の【2018 佐賀県 吹奏楽コンクール 聴いてきました!】でコンクール全般については書いていますので7月25日(水)に行われた高校A20校の演奏についての感想を書きたいと思います。

     

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    前回のブログでも書きましたが非常にレベルの高い演奏が行われて素晴らしいコンクールだったと思います。

    同じことを書くことになりますが出場校は基本の「音」「響き」「ユニゾン」は出来ていて当たり前という演奏でした。

    ただ残念なのは「いい音」がしているのに人数が少ないために課題曲、自由曲の演奏で「音」が足らず表現が制約されてしまっていた学校があったことです。

     

    課題曲も高校と大学、一般のみというレベルの高い曲「課題曲Ⅴ」があり、これを選んで演奏された学校が2校ありましたが演奏内容も大変レベルの高さを感じさせられる内容でした。

    また自由曲の選曲も課題曲の曲想に対しての意味合いや部員の演奏技能のレベルへの信頼を含んだものが選ばれていたようです。そしてどの学校も共通しているなぁと思ったのは指導されている先生方の吹奏楽に対するいい意味での姿勢を演奏を通して感じることができました。

    具体的には書きにくいのですが部活動に対する教師の姿勢、バンドの編成や生徒さんへの信頼、選曲、そしてバンドとして課題曲、自由曲をどう解釈して表現するのが一番良いのかに苦心されてコンクールで表現してあったように感じました。

    もう少し部員が多ければ金賞かな、と思わせるような学校もありましたし自分の学校の良さを最大限引き出して表現されていた学校は沢山ありました。

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    今回の高校Aの演奏をすべて聴いて思ったのは吹奏楽で「音楽」を表現していこうとする各学校の先生方の姿勢が伝わり、おかしな演奏を行った学校がなかったなぁという事です。

    各学校の持ち味が出た聴いている人が飽きない演奏が行われて結果以上の「演奏会」としての側面もあったコンクールだったと思いました。

    審査をされた先生方も佐賀県代表校を決めるのが難しかったのではと思いました。

     

     

    最後に出場校の部員のみなさんのピュアで真摯な演奏姿勢がさらに表現を盛り上げたことは言うまでもありません。

    部員のみなさんの日々の音楽に対する姿勢と素直な取り組みに対する姿勢がコンクール以上の音楽の表現の場を作り上げたと思います。

    また来年もすばらしい素晴らしい演奏を期待したいと思います。

     

     

    VERDI Triumphal Scene from "Aida" - "The President's Own" U.S. Marine Band   

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