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ラッパを吹いてる人も音楽の先生も大切です
2016/03/04今日は、次の動画を観て欲しいですね。この動画は、金管バンドの演奏です。金管バンドとはブラスバンドのこと。一般に言われている吹奏楽とは違います。木管楽器が入っていないバンドのことです。The Cory Band - 'Theme from Superman' [HD] The Music Show, ABC Radio National金管バンドでは、トランペットではなく、コルネットになりますが、金管楽器の持つ柔らかく豊かな響きがよくわかる演奏です。またユニゾンの綺麗な演奏やハーモニーの美しさ。ダイナミックレンジの付いた演奏は音楽の表現はこんな風にして行くのだ、という見本になると思います。ユニゾンとは一つの音という意味があります。要するに同じ楽器同士でも違う楽器同士でも「同じ音程(高さ)」の音を一緒に演奏することを言います。もう少し言えば、同じ楽譜を同じ楽器で吹く。1オクターブ離れた音程で同じ楽器又は違う楽器同士で吹く。ということですね。聴いている側から言えば、メロディが一つに聴こえることになります。ダイナミックレンジとは、音の強弱ということですね。ハーモニーとは日本語で言えば和音ということになります。2つ以上の音がある規則に従い同時に響くときに和音、ハーモニーと言うことになります。いいハーモニーはいいユニゾンが出来てこそ作られるものです。このような金管バンドや吹奏楽では、各楽器の音のバランスやスラー、スタッカートといったなめらかに演奏したり音を短く切ったり、リズムをそろえたりすることでバンド全体で音楽を表現します。このように、いい音やいい響き、いい表現の演奏を数多く聴くことがあなたのトランペットや吹奏楽指導をされている音楽の先生にはとても大切なことになります。いい音やいい響き、いい表現の演奏がどんなものかを知っていることが非常に重要なことで、知っていればその「いいもの」に近づくことが出来るのですね。今回のスーパーマンの演奏、いかがでしたか?現在、Joy Music では、無料体験レッスンを随時、会員制「トランペット、練習しようかい」の募集を行っています。詳しくは、こちらからこちらから>>「トランペット、練習練習しようかい」 -
旧ビギナーズ・コースのレッスン
2016/03/032016年3月よりベーシック・コース グレードb になります。昨日は、レッスンでした。Joy Music トランペットレッスンの4つのコースの中で、ビギナーズ・コースを選ばれている、レッスン生の方のレッスンの様子を少し書いてみたいと思います。レッスン生の大まかなご紹介ですが、社会人の女性のSさんで、トランペット歴は1年未満。福岡市の方までレッスンに行かれていたとか。前の先生の都合と福岡までレッスンに通う時間的なものなどの理由で、ホームページより無料体験レッスンをご希望され、無料体験レッスン終了後に続けて頂いています。コースはビギナーズ・コース。レッスン回数は月1回コース。(社会人で仕事をしながらということで決めてあります)楽器店のレッスン室(練習室)を借りてのレッスンを行っています。レッスン室使用料は、Joy Music の負担です。レッスンでの希望は、音域を広げたい、ということでした。実際に吹いてもらって、マウスピースの唇へのセッティングにちょっと神経質になられているようなので、あまりセッティングに神経を使うのではなく「音」を出すための準備に神経を使いましょう。とアドバイスをしています。無料体験レッスン時にマウスピースのセッティングの仕方などを行い、音を出してもらってから、Sさん専用に「毎日の基礎練習楽譜」を次回レッスンまでに練習をして来てもらうことで郵送し、レッスンが始まっています。初心者の方に共通する直したがよい事の1つに「力」を抜く、ということがあります。どこの力を抜くと良いのか?楽器を持っている手、首周り、肩 この辺りに力が入ってしますので、出来るだけこの辺りの「力」を抜くことです。この写真は個別出張レッスンとは関係ありませんさて、昨日のレッスンですが~渡した10曲のどこまで吹いてこれたかの確認から始まりました。もう、しっかり全曲練習して来てありました。練習はカラオケ店に出かけてされるそうで、カラオケ店も常連です(笑)と言ってありました。Sさんの当面の目標は、五線第2線ソの音までを響きのある音で出すことです。これに従って、練習曲も低音域をくり返し練習をする、ということで練習を。という宿題でした。最初に書いたのですが、Sさんも首周り、肩、楽器を持つ手(左右)にかなり力が入っているのですね。なので、まずこの力を拔いて楽器を構え、演奏する、ということ。それから次回までに更に10曲新しい練習曲を準備しましたので、吹いてくること。この2点を宿題にしました。ただ、新たな10の練習曲ではスラーの練習曲が半分と中音のドまで出てくる練習曲が半分あるので、無理をしないように。全部吹いてこなくても良い、と付け加えています。また、やさしい(簡単な)曲を吹いて来ることも付け加えました。トランペットに限らず、どんな楽器でも最初から「うまく」は出来ません。次のレッスンまでに自分で工夫してどんな練習をするか、なのですね。マウスピースだけのバジングも初心者の方には大変有効な練習ですので、皆さんもご自身で練習を工夫してみましょう。では、トランペットデュエットの演奏をお聴き下さい。
Jazz, Period. - Last March
【Joy Musicからのお知らせ】
Joy Musicでは、無料体験レッスンを行っています。
「トランペット、練習しようかい」会員を継続募集中です -
私の大切な先生
2016/03/02今日は、私の大切な先生。祖堅先生との思い出を書きたいと思います。祖堅先生が亡くなられたことを2年近くも知りませんでした。とても悔しくて残念でなりません。私が祖堅先生に出会ったのは私が19歳の時、高校を卒業して尚美高等音楽学院で1年間音大受検の勉強をし、国立音大受検に失敗した年の4月。もう1年だけ東京に残ってトランペットを頑張って音大を目指そうとしていたのが19歳の春。4月でした。尚美で今度、トランペットの先生が変わる、と聞かされました。当時、高校の先輩がトランペットで国立音大に行かれていて、先輩も祖堅教室ということもあって、祖堅先生の事は少し聞いていましたので名前とNHK交響楽団のトランペット主席奏者だ、というぐらいは知っていました。どんな先生だろ?と思いながらのレッスン初日。タイミングが良かったというか、私たちレッスン生も初日ということで少し早目にレッスン室へ行ったのですが、先生も早目に尚美のレッスン室に来られていて、バックのシルバーのトランペットで音階を吹いておられた時にレッスン室へ入って行っての出会いでした。この写真は、在りし日の祖堅先生です。この写真は、昭和57年7月発行の音楽雑誌「パイパーズ」の表紙から取ったものです。本当にカッコ良かった!です。この写真の時期。昭和57年というのは、私はもう九州で中学校の音楽の先生をしていました。東京ブラス・アンサンブルを主催されていて、その話とかご自身のこと音楽教育のこととかがこの雑誌で書かれている内容でした。先生のことを一言で言うのは難しいのですが、トランペットや音楽に対していつも真摯に向き合っておられました。レッスンでは、レッスン生の個の感性を大切にして下さり、厳しくも優しく、そして楽しくレッスンをして頂きました。レッスンではいつも安心して受講出来たのです。練習して来たのかそうでないのかはすぐに見破られます。練習をしてこないレッスン生には大変厳しい先生で、レッスン時間も、あっ!という間に終わります。練習して来た生徒へは、物凄い情熱を持ってレッスンをされました。練習で出来なかった所は良くヒントを頂きました。私がアーバン金管教本の音階をレッスンして頂いていた時は模範演奏をして頂きましたが、私たちからすれば雲の上のような存在の先生なのですが、模範演奏なのにちょっと指使いを間違ったりして吹かれるのです。こんな時、えぇ~プロでもこんな間違いするんだァ~、みたいに単純に思い、先生との距離感が物凄く縮まったような気がしたものでした。この音階練習のレッスンでは、徹底的にブレスコントロールのことを学びました。本当に「息」一つでこんなにもラッパの音が変わるんだ!と自分でびっくりするぐらいレッスンを通して私のラッパの音は格段に良くなりました。そしてこのことを機に高音域の音がとても楽に出せるようになったのです!レッスンの後は私たちレッスン生に昼ごはんをよくご馳走してもらいました。東京に出てきてラッパの勉強をしている私たちのようなレッスン生はお金がなく、日頃余り食べていない、ということを知っておられた先生でした。お昼をご馳走になりながら先生はご自身のことやN饗の裏話やフィリップ・ジョーンズブラス・アンサンブルのことや指揮者の癖のこと音楽のこと等々、楽しく話をして下さいました。私は、先生の期待をかなり裏切って、当時毎日コンクールへ出なさい、と言われ、その後にラッパの音が出なくなりチャンスを逃し元に戻すのに苦労しました。そんな中、先生からトランペット用のコンコーネの楽譜を頂き、渋谷、これでスラーの練習をやれ。オレもお前のような症状の時に使ったから、と言われ頂きました。ここまでして頂き練習しないほうがおかしいです。また、渋谷、お前、最低音のドだけのロングトーンを1日中やったことあるのか!本当に力があるなら自分で這い上がれ!色々怒られましたね。でも、その都度先生の優しい愛情が感じられるので。やるっきゃない。とこっちも思うのですね。私が東京を離れる時に、「トランペットを地方で広げるための礎になります。」と先生に行った時に残念そうな顔もせずに「それもいいよ」と言って下さいました。この時の先生との会話は、今回ブログで書いたことだけでなく先生との色々な関わりの中でなされたものです。私が中学の音楽教師になったのも、Joy Music 設立の動機もまさにこの時の祖堅先生との会話があったからです。私の大切な先生が亡くなられたことは、とても悲しく残念なことです。もっと長生きして頂き先生に会いに行きたかったのです。沖縄で活躍されていたのは知っていましたので、いつかは、と思っていました。今は只々ご冥福をお祈り致します。本当につい、この間の事のように思います。もう、先生とお別れして40年も経っているのにです。今回は、私が好きなトランペッターの1人、ウイントン・マルサリスさんのトランペット演奏で、彼が、ルイ・アームストロング(サッチモ)の演奏スタイルで吹いている動画をご覧下さい。先生はジャズが好きな方でした。Portrait of Louis Armstrong - Wynton MarsalisJoy Musicでは、無料体験レッスンを行っています。
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ブラスの響きを聴こう
2016/02/29今回は、トランペットの音色を良くするために大切なことを書きますね。音色=響きととらえて良いのです。いい音はいい響きがあります。本物の響く音を沢山聴くことであなたの金管楽器としてのトランペットの音のイメージが出来上がります。これは、すごく大切なことで、トランペットをいい音で吹くためにはいつも自分の頭のなかで「いい音、いい響き」をイメージして吹くことが大切です。いつも音をイメージして練習していると不思議なことにだんだんと自分がイメージした音になって来るのですね。ということで、今日は金管楽器の「音、響き」を3曲ほど聴いて下さい。
A Blast of Brass from New York - The New York Philharmonic Principal Brass Quintet
Brass except from Mahler Symphony 2
John Williams - Star Wars Main Theme. The Force Awakens Tribute Performance 스타 워즈
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トランペットの基礎練習
2016/02/28今回は、トランペットの基礎練習ということについて書きますね。初めてトランペットを吹く、という方を除いて、ある程度トランペットを吹いて来ている方が今回のお話の対象になる方です。トランペット初心者=ビギナーの方から中級者の方まで、また上級者になっても必要なことが含まれます。最初に、トランペットはどうして音が出ているか、ということをしっかり抑えておくことです。この事についてトランペットを吹いている人は、分かっているようで分かっていない、というか忘れていることが多く見られるのですね。その証拠に、一日の初めにトランペットを吹こうとする時、いきなり大きな音を吹いてみたり高音域の音を吹いてみたりする方がとても多いのです。ですから、最初に確認しておきましょう。トランペットは、「自分の唇を振動させて」音を出しているのです。これは、とても大切なことですので、しっかり頭のなかにいつでもインプットしておきましょう。自分の唇を振動させている、ということはどういう事なのか?これは、体の一部、もう少し詳しく言えば、皮膚の一部を振動させているのです。ウィキペディア参照唇は口の上下に1つずつあるひだで、区別する場合には「上唇(うわくちびる)」「下唇(したくちびる)」という。柔らかく内部の筋肉によって自由に動くことができる。多くの哺乳類ではその縁は次第に薄くなるが、ヒトの場合はこのひだの内側が外側にめくれ出て、分厚くなっていることが大きな特徴である。この部分は薄い皮に覆われて血流が透けて見えるため赤く見え、ひだ全体ではなくここだけを特に唇と呼ぶこともある。ウィキペディアの説明でも分かる通り、唇は、非常にデリケートな部分であるわけです。このデリケートである唇を振動させているのですから、ウォーミングアップから始める基礎練習は非常に重要な練習になります。トランペットや他の管楽器奏者の方全てに言えることなのです。「音」を出して演奏すると言うことは、唇とその周りの筋肉を使っているのですね。ですから、毎日の練習によって少しづつ鍛えて行かなければいけません。そのために基礎練習が大切になって来るのですね。アンブシュアは、普通、口の形と言われています。これは唇にマウスピースを当てて音を出すにの必要な唇の形と言うことなのです。アンブシュアは、顔の大小や歯並び、唇の厚さなど人それぞれですので形にはまるものではありませんが、上の写真の3人の方のアンブシュアはOKです。以上のことを理解して基礎練習を始めましょう。トランペットの基礎練習の内容とは1.バジングを行う最初にマウスピースだけでのバジングを行います。バジングの音は昆虫の羽音のように細かな振動がすればするほど良いのです。2.ウォーミングアップを行います。ウォーミングアップの目的は、唇にマウスピースをなじませ、トランペットの音を唇が出しやすくしてあげることが一番の目的になります。ウォーミングアップでは、小さな音で低音域から行い、徐々に音域を広げて(現在自分が出せている一番高い音まで)いきます。3.中低音域のロングトーンを行います。五線の第2線ソの音から、半音づつ下がりながら最低音までロングトーンをします。4.やさしいリップスラーの練習を行います。ゆっくりしたテンポで全音符を使い、3.のロングトーンの音域で下がるリップスラーを行います。5.次は、中音域のソからのロングトーンを半音づつ上げていくロングトーンです。五線第4間のミまで行いましょう。ここまで練習したら、10分~15分の休憩時間を取り、唇を休ませます。この唇を休ませる、と言うのがトランペットや金管楽器の練習では非常に重要なことになります。6.やさしい音階練習やアルペジオ、スラーなどの練習を教本を使用して行いましょう。7.また、休憩時間を取ります。8。やさしいエチュードを練習しましょう。9.トランペット曲を吹きましょう。トランペットの基礎練習の内容は、大体このような順番で行いますが、あなたの今のレベルにあった練習をすることが大切です。腕立て伏せを最初から100回出来る人はいませんね。トランペットも同じなのです。唇の周りの筋肉も毎日の練習でトランペットを吹くための筋肉が出来上がって来るのですね。基礎練習をないがしろにしてはいけませんよ。基礎練習の毎日の積み重ねでうまくなって行くのです。今日は次の動画をご覧下さい。ロータリーのコルネットの演奏です。またアンブシュアもしっかり観て下さいね。Jazz, Period. - F. Busch Civil War Cornet, Circa 1865
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どんなに豊富な知識を有していたとしても、それを生徒様に分かりやすく説明できなければ良い講師とはいえません。実演や例などを交えながら、中高生に分かりやすいレッスンを実施しております。その一方で入会金や年会費などは頂戴しておらず、レッスン料金も比較的リーズナブルです。「やってみたい」というお気持ちを尊重し、気兼ねなくチャレンジしていただけます。
また、Joy Music in福岡では、トランペットを学びたい方や吹奏楽部の運営に携わっている方に向けて様々な情報を発信しております。ベテランの講師だからこそお伝えできる有益な情報ばかりですので、ぜひ定期的にご覧ください。掲載されている内容についてのお問い合わせも歓迎いたします。