響きのある音で演奏する、ということ

query_builder 2016/03/14
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今回は、「響きのある音で演奏する、ということ」ということで書きますね。
 
トランペットを響きの在るいい音で演奏する為に行わなければいけない練習は沢山ありますが、響きのある音で演奏するために必要なバジングからロングトーン、そしてタンギングまでのことを書いています。
 
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響きのある音を出すために必要なことは
 
第1に唇が振動しバジングの音がいい振動をしている、ということです。
第2にこのバジングが長く続けられる、ということです。
 
この2つのことが全ての音域で出来るようになれば良いのですが、初心者の方はなかなかそうはいかなのでは、と思います。
ここで一つ注意して欲しいのは、音域を焦って広げないことです。
 
最初は、ひとつの音を上に書いた2つのことが満たされて音が出せるように練習することですね。
唇が振動しバジングの音がいい振動をするようにするためには、唇とマウスピースのセッティングに注意を払うことです。
これは、手鏡で自分の唇とマウスピースを見ながらセッティングする位置を確認することが大切です。
手鏡を見ながらセッティングをする、ということをやっていない人が多いのでは?と思います。
 
唇へのマウスピースのセッティングは、上唇の真ん中(富士山みたいになってる所)からマウスピースを当てて行きます。
 
下唇へマウスピースを付ける時にほんの少しだけ口を開けます。
唇の形(アンブシュア)は軽く“えっ”と発音して止めた状態にします。
 
バジングの時、マウスピースは握りしめない。
親指と人差指(多くても中指まで)でマウスピースのストローの上の部分(マウスピースのカップの下あたり、くびれている少し下)を軽く持つことです。
 
息はしっかり吸って、唇中央から勢いのある息を吐くことです。
最初、スーと息だけがマウスピースから出てきても大丈夫です。ほんの少しマウスピースのセッティング位置を変えてみましょう。
これは、ほんのチョットです。鏡で見ても周りの人が見てもわからないぐらいの位置の変化になります。唇がマウスピースに答えてくれて振動してくれる所が見つかります。
 
次にこのバジングを長く続けられるようにするためには何度も言っているようにロングトーンを行うことです。
 
ロングトーンは60のテンポで4拍~8拍~12拍ぐらいの長さで行うと良いでしょう。
これも最初から12拍でするのではなく、4拍が出来たら8拍、8拍ができたら12拍と伸ばす長さをだんだん長くして行くことです。
 
長く伸ばせても、音が響いていなければ何もなりませんからね。
 
息を出す時に気をつけて欲しいことに、のどを開ける、ということがあります。
「のどを開ける」というのはどういう状態なのか。
一番わかり易いのは、あくびをしている時です。あくびをしている時はのどがしっかり開いています。
しかし、あくびをしている時は息を吸っていますので、息を吐く時にどうやってのどを開けるのか?
ということになりますよね。
 
この練習は、楽器を持たないで、あの発音で「ア~」と声で伸ばす練習を行います。
歌の発生練習が一番適しています。
「ア~」と声を出すときにアゴは少しだけ、軽く引きます。またあまり高い音域でする必要はなく自分がいちばん出しやすい音程で歌うと良いでしょう。
のどを開けて歌うと、声もたくさん響くのですね。トランペットも半分は息の力で音が出ているのですからね。
 
この響く音でのロングトーンが出来るようになれば、今度はタンギングです。
タンギングは色々な種類がありますが、まずは基本です。
 
シングルタンギングをしっかり練習します。
シングルタンギングも音域で発音を変えますが、ここでは、ロングトーンを行った音で練習をします。
ひとつの音のロングトーンは何の音でするのが良いのか。これは人によりますが、最低音のドか中音のソの音が良いでしょう。理由は、今回は省きます。
 
タンギングでは、ta か tu のどちらかで行いましょう。アーバン金管教本では、tu で示してありますが、私は ta でしています。
タンギングは、発音した瞬間に音を出しクリアな音として、いつでも何度でも同じクリアな音として出来るようにしなくてはいけません。
ごくごく基本のタンギングでは、音と音の間が切れ目なくかつクリアに演奏されることが大切です。
下の図のようなイメージですね。
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タンギングの練習では特に一番最初の出だしのタンギングは非常に重要です。ta と発音した瞬間にすぐ音が出せないといけません。
これは、バジングとロングトーンがきちんと出来ていると、ta と発音した瞬間にクリアな響きのある音が出るのです。
いかがでしたか。
 
なんでもないような、ちっちゃな練習に注意を払って行うことが後での上達に大きく関係してくるのですね。
「急がばまわれ」ということわざもあります。焦って練習するより一つ一つの練習を確実にして行くことが「うまく」なる秘訣なのですね。
 
では。この曲をお聴き下さい。
 
Painting Jazz - The Martin Committee Trumpet